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2009-11-05
右脳速読のホント
- 2009-11-05 (木)
- よくある質問 | 速読とはこういうもの
今回のタイトルは右脳速読のホントについて書いてみます。
前回逆のことを書くのか!
と思われるかもしれませんが、しばし我慢を。
右脳速読の提唱者は、
速読をやっている方の
右脳のイメージ領域が活発に働いているということを、
その論拠としています。
では、速読をしているときに、
左脳の言語領域は働いていないのか?
そんなことはありません。
逆に、普段の読書では右脳のイメージ領域は働いていないのか?
もちろんそんなこともありません。
むしろ、しっかりと読めば読むほどイメージはしなくちゃいけない。
たとえば、
「古池や 蛙飛び込む 水の音」
という芭蕉の俳句がありますよね。
これを読んだときに、日本人なら誰でも、
どこかの静かな池にカエルが1匹飛び込む姿や、
もっとしっかりイメージすれば、「ぽちゃん」という音まで想像できますよね。
文章にしても同じで、
「道がつづら折りになって、いよいよ天城峠に近づいたと思う頃、雨脚が杉の密林を白く染めながら、すさまじい早さで麓から私を追って来た。」
これは川端康成の伊豆の踊子の冒頭ですが、
この文章を読めば、ありありとその情景がイメージできますよね。
つまり、
我々が「文を理解した」という時は、「情景のイメージができた」ということなんですね。
もうひとつ例文を出します。
これはなんのことかわかりますか?
「平面上のある2定点からの距離の和が一定となるような点の集合から作られる曲線」
数学が得意な方なら一瞬でわかると思いますが、
普通の人はこんなこと言われてもピンとこない。
「平面上」「距離」「一定」などの、
単語の意味はわかるけど、サッと読んだだけじゃ全体としてわからない。
答えは「楕円の定義」
と言われて先ほどの文章を読み直すと、
「あぁ確かに楕円ってそうだ」って納得できると同時に、
今、あなたの頭の中に楕円がハッキリ描かれていますよね。
つまり、文書を理解できるかどうかは、
文章の内容が、あたまの中でイメージ化できるかどうかにかかっているのです。
ですから、
右脳を鍛えるというのが、
「イメージする力を鍛える」ということならば、
それはかなり読書や速読にとって有効なことです。
我々のスクールでも、
トレーニングの最初に本を1冊読んでもらい、
どれくらいの内容を覚えているか、
ということを見させていただきます。
その中で、
「あまり覚えていない」という方には
「内容を覚えるのではなく、しっかりと場面をイメージしながら読んでください」
とアドバイスするだけで、再現率は上がります。
これは速読でもゆっくりと読んだ場合も言えることです。
以上のことから、
読書には「イメージする力」が大切であるということがわかりますし、
「右脳を鍛える」ということが、
イメージをする力を鍛えるということならば、
それはとても大切なことだと思うのです。
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