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2009-06-03
渋滞学に学んでみる。
- 2009-06-03 (水)
- 速読とはこういうもの
こんにちは。
日本速読・記憶法セミナーの安藤です。
ちょっと前にネットでこんな記事をみつけました。
「渋滞学」の権威、西成活裕東大教授が伝授! 目からウロコの“究極”の渋滞回避術
渋滞を避けるには、渋滞の手前からゆっくりと走る集団を作ればいいと書いてあります。
うーん、面白い!![]()
僕なんか高速で「この先渋滞」の表示を見たら、なるべく早く抜けようとして、むしろスピードを上げていたのに、それが逆効果だったなんて・・・。
渋滞学とは聞き慣れない学問ですが、車の渋滞だけではなく、レジの行列や在庫管理、はたまた防災時の避難経路の設定や、感染症予防などいろいろな場面に応用できる考え方なんだそうです。
僕も読みながら「この考え方は速読のトレーニングにもあてはまるな」って思いました。
渋滞は、道路のキャパシティーを越えた量の車が入ってくることによって起こる状態。
読書中にもこれと同じ事がおこります。
人の脳の可能性は無限大なんてよく聞きます。
可能性は無限大かもしれませんが、残念ながら文章を理解するスピードには限界があります。
普段より急いで本を読んだり、小説を読むのと同じペースで難しい専門書を読んだりするとすぐに限界がきて理解できなくなってしまいます。
つまり理解の渋滞ですね。
これを解消するにはどうするか。
ひとつの方法は理解のスピード自体を上げる
これが速読のトレーニングです。
道路を拡幅工事して、車線を増やすようなものですね。
もうひとつの方法として、メリハリをつけて読む。
という方法があります。
これは速度が飛躍的に上がるわけではありませんが、このことを頭の片隅に置いておくだけで理解度を押し上げることができます。
よくある速読の誤解として、
例えば1万字/分で本を読める方は、どの本でもその速度で読めると思われていますが、そんなことは決してなく、同じ方が難しい本を読んだら5000字/分になってしまうかもしれませんし、読みやすい本だったら15000字/分で読めるかもしれません。
これは速読に限らず、ふだんの読書でも言えることですよね。
読みやすい本はサクサク読めるし、難しい本を読むのに時間がかかるのは当然です。
そしてそれは1冊の本の中でも言えます。
文章というのは最初から最後まで同じような難易度で書かれているものではなく、読みやすい部分もあれば読みにくい部分もあります。どの部分も同じスピードで読んだら、読みにくい部分の理解度が落ちるのは当然なこと。
それをムリに読み進めてしまうと、頭の処理が追いつかず、軽いパニック状態になって理解がストップしてしまいます。
理解の完全渋滞ですね。
ふだんの読書でも、難しい所をそのままのペースで読み進んでしまい、チンプンカンプン。
読んでいても全く理解していないのに気づいて、結局読み返した。
なんて経験をされた方も多いと思います。
そこで渋滞学の先生が言うように、急ぐ心をグッと抑えて「難しいな」という所はあえてゆっくりと読むように意識します。すると全体を通してストレスなく読め、結果としてのスピードが上がるのです。
トレーニング中でスピードに負荷をかけている状態の中、あえてゆっくりと読むのは難しいかもしれませんが、 それができる方ほど上達は早いようです。
もうひとつ先生はいいことを言っています。
渋滞はスローイン、ファーストアウト。
これです。
難しい所をゆっくり読むのはいいのですが、やさしく書かれている場所になってもずっとそのスピードである必要はありません。
やさしい箇所にさしかかったらスッとスピードを上げる。
難しいところでスピードを落とした分、やさしい所ではスピードを稼ぎましょう。
メリハリをつけて読みトータルの時間を短くすればいいのです。
これは日本速読・記憶法セミナーがパソコンを導入しない理由のひとつでもあるのですが、そのあたりのスピードの調節は、やはり実際に自分の手で本をめくる方がやりやすいのです。
パソコンを使っての速読トレーニングには一部いい面もあるのですが、それに頼りすぎてしまう傾向がありますからね。
速読と渋滞、まったく違うものなのに参考にできる点があるなんて面白いですね![]()
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